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4月のひとこと

春になると肌や頭皮のトラブルに悩む方が増え、ケアされてる方も多いと思います。でも感情のケアはしていないって方、多いのではないかと思います。春は体の調子と同じで、心も不安定になりやすい時期です。

但し、どんな感情も(例えば「怒る、悲しむ、不安がる、焦る、怖がる、嫌がる」などの負の感情も)自分を守るために必要だから起こっています。

負の感情が高まってきた時は、その感情に溺れてあっぷあっぷしている自分をケアしてあげることが大切です。

アンガーマネージメントのように、怒りをコントロールすることも大切ですが、普段からちゃんと感情のケアをしていれば、コントロールする程のことにはならなくなっていきます♡

感情のケアとは「なぜ今この感情が沸いてきているのか」を大切にすることです。先に書いたように、どんな感情も自分を守るためにあるからです。

例えば「この抑えきれないほどの怒りは、なぜ起きているんだろう?」と考えてみるのです。感じたことを紙に書いたり、誰かに聞いてもらえると良いと思います。

不安になりやすい人は、「こうすべき!」「こうあるべき!「こうしたらダメ!」というこだわりが強く、これらによって自分で自分を不安がらせてしまいます。
語尾の「!」をなくして、「こうできたらいいな~」「こうなれたらいいな~」と語尾を伸ばして言えるように、思えるようにしてみるといいですよ☆

もし、こうすべきことがあるとしたらただ1つ、「今の自分でいい」と言い切ることだけです。そうは思えなくてもです。
「今のままでいい」「これでいい」「とりあえず今はこれでいい」などと、自分自身に言ってあげると、心が落ち着いて来ます。
心が「どんな感情を持ってもいいんだ~♪」と思えて安心するからです。継続して本当にそう思えるようになると、昔からずっと感じてきた生きづらさからも解放されます。

自己理解とは、その瞬間に沸くどんな感情も認めることです。つまり、自分の感情に責任を持つことです。自己理解が乏しい人(自分の感情を疎かにしている人)は対人関係に悩むことが多く、また人に頼りにくいことから、依存症になりやすいです。逆に言えば、依存症を克復するためにも自己理解がとても大切だということです。

自己理解を深めるためには是非カウンセリングをご利用ください♡
利害関係のないカウンセラーに、ご自分の気持ちを打ち明け、カウンセラーに受容され、カウンセラーと一緒にそれらを整理していくと、安心して冷静になれます。すると「こんな自分でもいいのかもしれない」と思えるようになります。この一連の流れが、自己理解に繋がっていきます。

不安を感じやすいかどうかは、生まれる前から大体が決まっています。
セロトニン(幸せホルモン❤)の働きが弱い遺伝子(セロトニントランスポーターが少ない遺伝子)を持つ人は悲観的でネガティブ思考になりやすく、セロトニンの働きが強い遺伝子(セロトニントランスポーターが多い遺伝子)を持つ人は楽観的でポジティブになります。

日本人はもともと不安を感じやすい人種です。セロトニントランスポーターの数が多い=楽観的でポジティブな人はたったの3%しかいないとと言われています。(アメリカ人は32%)
不安症な皆さんがこのことを知って「なぁんだ。本当はみんなも不安なんじゃん!」と思えて少しでも安心できればいいなと思います彡

自分は不安が強いタイプだなと思った方は、何事も○か×かではなく、△(自分に合うかどうか)で考えて、安心できる人や場所や情報の選択を大切にし続けることが大切ですよん♡

2019年4月1日
摂食障害カウンセリング あや相談室主宰
摂食障害カウンセラー 長谷川あや

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