摂食障害専門カウンセリングルーム あや相談室

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9月のひとこと

●摂食障害に多い愛情依存とは
下記のチェックリストが、より多くより強く当てはまる人は、愛情依存度が高い人です。

□誰にも愛されていないのに幸せであるはずがない □誰かに嫌われたら、幸福感が損なわれる □自分が世話している人に拒絶されたら、非は自分の方にある □愛する人に愛されていないのなら、自分には愛されるだけのものがないのだ □人々から孤立したら不幸になってしまう

依存とは、自分の価値観のために、他人の存在を必要とすることであり、自分の感情生活に自分で責任を取ることができない状態のことです。幸せを感じるために、必ず他者に愛情を要求する態度も依存です。

依存している人は、自分が人にどう思われているかに極めて敏感で、人に好かれているかどうかをとても気にします。「愛されていないならば価値がない」「ひとりぼっちになったら惨めになる」と思っています。だから、1人でいると孤独を感じてしまいます。

一方、自立している人は1人でいても孤独とは思いません。1人でいることは、他人から必要とされていないとか、愛されていないとか、そういうことではないと分かっているからです。

他人は、自分の全てを高く評価してくれるわけでも、自分のためにいつも愛情を込めて動いてくれるわけでもありません。
この真実を受け入れ、他人ではなく、自分自身をもっと愛する方法を学ぶことで、むしろ今より他人から頼られ、高い自己評価を持ち続けることができるようになるでしょう。それが自立です。自立すると気持ちが和らぐので、他人の言動にいちいち振り回されることもなくなります。

と、ここまで読んでみて、「こんなダメな自分を愛せるわけないじゃない!!」と思われた方は、次に紹介する「そうでもないかも~」を後付けしていく癖から始めてみてはいかがでしょうか?今すぐ実行できる、自分で自分の気持ちを和らげて自立していくための方法です。

●自己&他者批判に対し、「そうでもないかもよ」と反論してみる

8月のひとことに掲載した自尊心チェックリスト。自分は自尊心が低いと思っていたけど、やってみたらノーチェックでびっくりしたと書きました。

私が1つもチェックをしなかったのは、質問全ての語尾に、「ってわけ(ほど)ではないなぁ~」が付いたからです。例えば、「私は自分に満足していない」という文面の後に「ってほどでもないかなぁ~」が付くのです。以前の私は、「私は自分に全然満足していない!!」だったのに。

この「ってわけでもないかなぁ~」は、自然に身についていったのではなく、○か×かしかなかった主観の後に意識して付け加えていったものです。

例えば、「絶対に嫌われた!」→「そうでもないかもよ」「いつも失敗してばかりだ!」→「そうでもないかもよ」「もうダメだ!」→「そうでもないかも」「あいつのせいだ」→「そうでもないかも」といった感じです。

語尾が曖昧なジャッジは、自分や他人への批判の和らげるために必要なアンガーマネージメントの1つです。
私自身、「そうでもないかもよ~」を付け加えることによって、自分や他人を批判することが激減しました。
そうなると、心に余裕ができ、自分や他人を批判する代わりに「勉強する良い機会になった」と加えることができるようにもなりました。ここまでできるようになると、問題点が分かり今後の対策もとりやすくなるので、自信もつきます。

●摂食障害はどうやったら治るのですか?
摂食障害に悩んでいる人ならば誰もが知りたい真実ですよね。

「摂食障害が治る」というのは、次のような状態のことを言います。
1)どうして問題行為をしたのか、その原因を知っている。
2)どうしたら良くなるかが分かる。これは、自分にだけ効く立ち直り術を体得しているということです。必要に応じてそれらを適用し、その効果を発揮(立ち直りを早める)できます。
3)自信を持っている。ここでいう自信とは、人間関係や仕事において、自分に見合う成功を得るだけの良い機会に恵まれていることをわきまえていること。

1)と2)は克復者ならば必ず知っています。3)は環境の変化にも影響するものなので、必ずしもないとダメということではありませんが、わきまえることができなくなると、途端に何かに依存したくなる傾向(ぶり返し)はあると思います。

私のカウンセリングでは、渦中にいる人からのご相談ですと、2)に対するアドバイスを求められることが多いです。摂食障害克復者としても、摂食障害専門カウンセラーとしても、2)の立ち直りの早さを体得していくことは、摂食障害の克復への1番の近道だと思っています。
また、克復しつつある人や、克復できたのにモヤモヤするという人ですと、3)に対するアドバイスを求められることが多いです。

もちろん、カウンセリングでは上記以外のコトも何でも気軽にご相談・ご質問ください。話すことは気づくこと。時間が経ってから「そういうことか!」と気づくことも多いみたいです☆
今月も、皆さまとお話できるのを愉しみにしています。

2018年8月3日
摂食障害カウンセリング あや相談室主宰
摂食障害カウンセラー 長谷川あや

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