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9月のひとこと

 9月に入ったというのにまだまだ続くらしい猛暑にげんなり。水不足も気になります。一体いつになったら秋はやって来るのやら(^_^;)
 夏は短いから楽しいのです!短いから元気いっぱいに過ごせるのです。ところが今年の夏はとても長いので、早くも不調を訴えるクライアントの方が増えています。秋を迎える前に体力や気力が限界を超えてしまったのでしょう。
かくいう私も疲れの最初のシグナルである「めまいと耳鳴り」が出てきました。こういう自律神経の不調を無視すると後々やっかいなことになるので、これ以上身体を疲れさせないよう、ジムに行くのをやめ、その分読書や映画を観る時間を増やして、なるべく早めに寝ることを心がけてみました。
するとすぐにめまいも耳鳴りがなくなり、再びいろんなことに対する意欲が戻ってきました♪
 休むことが苦手な方ほど疲れを感じるのが鈍かったり、それを無視する癖があり、「疲れた~」と思った時には、すでに体力や気力の限界を超えていて、極度の疲労を抱えていたりします。こうなってしまうと、短期間での回復は難しく、強引に体を休ませる方法を選択するしかなくなります。例えば欝だったり、過食だったり。でもこれは心地の良い疲れの取り方ではありませんよね。やはり、こうなるまで疲れさせないこと、つまりちょっとした休憩で心身の疲れをすぐに回復できる状態(段階)で、ご自分の疲れに気づいて癒やしてあげる意識が大切です。
 休むことが苦手な方は、「良い感じだな~♪」と思った時点で、「今が良い状態のピークだ」ともとらえてほしいなと思います。調子が良い時からちょっとずつ意識しながら体や心を休める勇気(習慣)を持てたら、後で襲ってくるであろう悪い状態のピークを避けることができます。
 ところで、心身の不調の最大の危険信号は【不眠】です。適度な睡眠は脳・体・心にとって最高の休養になります。でも、【寝るのも体力が必要】という言葉があるように、体力気力が限界に達してしまうと、ちゃんと眠れなくなり&別の問題行為で心身の危険な状態を自分や周囲に知らせるようになります。
ただこうなる前に身体は必ず小さなシグナルを発信します。この小さな症状に自分、或いは周りの人たちが気づいてあげることが大切です。体に出るシグナルには、肩こり、だるさ、頭痛、めまい、耳鳴りなどがあります。
要するに自律神経の不調です。心に出るものだと、不安、緊張、過敏、焦り、抑鬱、無気力、無欲などがあります。今までできていたことがなんとなく億劫になってきたり、他人と自分を比べて凹むことが増えてきたら、それは間違いなく「疲れている」シグナルです。でも休むのが苦手な人は、そんな自分を責めてしまいます。
これはあなたの体や心にとってとてもかわいそうなことです。頑張ったのに休みをもらえず、これ以上疲れてしまわないように、できること・したいことの引き算をし、なるべく体力気力を消耗しないようにしているのに、それを自分から責められ、怒られるのですから。
 しつこいですが、今年は夏が長かったので、「頑張るのが好き+自制好き+休むのが嫌いor苦手」という人はかなり疲れがたまっているのではないかと思います。そうは思わなくても(気づけなくても)リラックスできるひとときを自分にプレゼントしてあげることになんのデメリットもありません(^_-)☆ぜひ、夏の疲れは夏のうちに癒やしてあげてください♪ 
 最後に、安心できる、リラックスできる場所・人・アイテムが見つからない or 休みたくない、休むのが許せないという方or 気軽に相談したり、何でも話せる人がいないetc…とお悩みの方は、よろしければカウンセリングも利用してみてください☆カウンセリングでのひとときが、皆さまのホッとできる時間や場所の1つになれれば、とても嬉しいです♪

2012年9月1日 
摂食障害専門カウンセリング あや相談室主宰
摂食障害カウンセラー 長谷川あや

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