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6月のひとこと

●My Style
 女優の吉瀬美智子さんが雑誌(STORYだったかな?)の中でこんなことをおっしゃっていました。「糖質制限の本を読んで、なぜそれが良いとされているのか、それが自分に合うか合わないかを検討しました。その結果、台本を覚えられないなど仕事に支障が出てくるので自分には向いていないなと実感。やせたいと思ったときは食材を買う量を減らすなどをしています」
 糖質制限をして体や心を壊したとおっしゃる方はたくさんいます。ただ私は糖質制限が間違ったダイエット法だとは思っていないし、糖質制限支持派の方々と討論する気もありません。
 大切なことは「何が自分に合っているか、向いているかどうか」だと思います。吉瀬さんのようにご自分のことがよく分かっていて、自分に合っているかどうかの判断ができる人はいいんです。でも「○か×か」が物事の判断基準になっている人は、その方法が自分に合っているかどうかを基準にしていないため、正しいと信じた方法の方に自分を合わせようとします。
 以前、私は糖質を減らした食事を意識して摂っていました。それが自分には合わないダイエット方法だとは考えず、リバウンドを繰り返しながらもずっとし続けていました。ダイエットだけじゃありません。人間関係もそうでした。いつだって合わせることばかり考えていました。そして合わせられない自分は何をやっても続かないダメな奴だと思っていました。それでもいろんなことをしながら、少しずつ自分に合うこと・合わないことが分かるようになっていきました。糖質制限も吉瀬さんと同じで私には向いていないと実感し納得できたのでやめました。
 頻繁に乗っていた体重計も10年前に捨てたのを最後にその後は一度も乗っていません。この生活に慣れるまでは本当に大変でしたが、体重計の数値で自分を評価することがなくなったら、次第に自分の感覚を信じられるようになりました。これは予想外の嬉しい変化でした☆
 食事もそうです。お腹がいっぱいになったらもういいかなって自然に思います。今日の自分の適量を感覚的に分かっているのは、体と心の声が一致しているからでしょう。これは食べ物のカロリーが気になり、食べたい物を食べずに我慢していた頃にはなかった感覚です。
 自分に合っている生活が分かると、そこからずれたことをするとすぐに気づくので、訳も分からずいきなりどーんと落ち込むということもなくなりました。

●梅雨時の抑うつ感は話して放つ。
 梅雨の時期がもうすぐやってきますね。今年の梅雨の期間は6月6日~7月19日までという予報を見てげんなり。梅雨って1ヶ月以上続くんですね。そう聞いただけで早くも気持ちが落ちていく私・・・^^;
でも、気持ちが落ちても動けていれば大丈夫です♪人間は動物ですから。動いていないとダメなんです。じっとしていると疑いや恐れはどんどん強くなっていくし、心も体も弱っていきます。
 誰かと話したいけど・・・。そんなときぜひカウンセリングにいらしてくださ~い♪どんよりとした日の外出は憂鬱だと思いますが、話すことで気持ちはどんどん晴れていくと思います。
 家族や友達には話しにくいことが話せる、家族や友達みたいだけど気を使わなくていい、話したことに後悔をしなくていい、そんな存在でいたいです。今月も宜しくお願いいたします^^

2016年6月2日
摂食障害カウンセリング あや相談室主宰
摂食障害カウンセラー 長谷川あや

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